2025.04.28(MON)
百日咳(せき)にお気をつけてください!
皆さん、こんにちは! 株式会社FPOです。
新しい生活が始まり、今までと異なる環境に体が慣れてきた人も多いかもしれません。しかし、こういう時こそ油断せずに病気にかからないようお気をつけてください。実際に、今月までに患者が急増している感染症があります。それが「百日咳(せき)」です。今回は、その「百日咳(せき)」についてお伝えします。
百日咳(せき)とは
百日咳菌の感染によって、けいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。いずれの年齢でもかかる可能性がありますが、小児がかかりやすい病気です。また、乳児では重症になると合併症を起こし、まれに死亡することもあります。
症状について・感染経路
症状の経過は3期に分けられます。
1. カタル期:かぜ症状で始まり、咳の回数が増えて激しくなります。
2. 痙咳(けいがい)期:次第に特徴ある発作性けいれん性の咳となり、夜間の発作が多いです。
3. 回復期:激しい発作は治まっていき、2~3週間でなくなります。感染経路は、飛沫感染と接触感染とされています。
治療方法・予防策
生後6カ月以上は、抗菌薬による治療方法があり咳が激しい場合には咳止め等の対処療法が行われることがあります。また、予防策として5種混合ワクチン等の接種が有効です。
国内の現在の発生状況
今月13日までに1週間に全国の医療機関から報告された患者数は1222人と、現在の方法で記録を取り始めた2018年以降で最も多くなりました。また、今年のこれまでの患者数は7084人と去年の患者数を約3000人上回っています。
現在、百日咳(せき)の患者数は急増しています。大人だけではなくお子様がかかりやすい感染症ですので、ワクチン接種を欠かさず行い予防されることをおすすめいたします。
厚生労働省HP:百日咳
NHKニュース:「百日咳(せき)」患者数増加