2019.07.12(FRI)

「分離プラン」で安くなる携帯料金 本当にお得なの?

みなさん、こんにちは!
株式会社FPOです!

2019年5月に電気通信事業法の改正され、今秋に施行されます。
それに伴って通信料金と端末代金の完全分離する「分離プラン」の義務化に向けた動きが進んでいます。
今日はその改正ポイントと本当に料金が安くなるのかをお話したいと思います!

今回の法改正のポイントは3つ

1.通信の端末の分離を徹底し、同じ通信事業者なのに通信料金が端末メーカーによって違うということをなくします。
2.販売代理店を届出制度にして、チェックをしていします。違反があれば罰則を適用します。
3.電話勧誘等で、大手キャリアを名乗りながら違う会社が営業をすることなどへの規制を強化します。

強調したいのは、

•今回の通信と端末の分離によって、端末補助金が全て禁止になるかということではありません。
つまり、端末代金の割引がなくなる、という話ではありません。
•端末は端末で販売をする際に補助を出すことは可能です。
ただ、通信とセット料金でどっちの料金が割り引かれているか、分からないようにして売るのは禁止をします。


ということです。

複雑だった通信料金がシンプルに

今までは端末一体型という、通信費を支払うことにより端末を割引するセット販売でした。
しかしこれからは、通信費と端末を切り離す分離型が主流となります。
通信費を支払うことと端末の値引きはセットにできなくなり、
通信費が安くても、端末が高額になってしまう可能性がでてきました。

簡単に言ってしまうと、
今まで:通信料金は高いが、端末代金は安い。
これから:通信料金は安いが、端末代金は高い。
ということになります。

どんなひとに向いているの?

今まで:2年ごとに買い替えているひとが割引きの恩恵を受けていたが、
    反面同じ端末を使っているひとは通信費が高いまま。
これから:買い替えが頻繁だと端末代金が高いから、通信費とは別に割引なしの端末代金で高額となるひとがいるが、
     同じ端末をずっと使用し続けるひとは通信費が安い恩恵を受けることができる。

法改正されても通信費が下がらない可能性のあるひと

法改正があっても、全てのひとが安くなるわけではないようです。

以下の方は、通信料が下がらない可能性があります。
•元々パケットを大量に使用しているヘビーユーザー
•新しい端末を2年毎に買い換えるひと
•新しいプランに入っても補償に入っておらず、分割期間に壊れてしまったひと
•新しいプランに変更せずに、旧プランを利用しているひと
•未だに残債分の残っており、新プランに変更できないひと

法改正されても、一概に安くなるとは言えないようです。

一億総スマホ時代と言われる現代、スマホは生活から切り離すことはできないものとなりました。
今年の秋には5Gも試験的に提供が始まり、4キャリア目ということで楽天モバイルもサービスの提供を開始します。
自分に最適なプランで無駄のないものにしていきましょう!