2025.10.05(SUN)

マイナ救急が全国一斉開始されました

皆さまこんにちは。

株式会社FPOです。

季節の変わり目になりますので、体調崩されないようにくれぐれもご注意くださいね。

さて、本日は「マイナ救急」についてお話しようと思います。

皆さまはマイナ保険証(マイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組み)はご利用されていますか?

従来の健康保険証が2024年12月から新規発行が終了し、2025年12月2日以降は使用できなくなってしまうため、マイナ保険証に切替えた方も多いのではないでしょうか。

救急時、そのマイナ保険証を活用した仕組みが2025年10月1日より全国で一斉開始されました。※令和4年度・令和6年度にマイナ救急の実証事業を行っていました。

それがマイナ救急です。

マイナ救急とは?

★救急隊員が傷病者のマイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)を活用し、傷病者の医療情報等を閲覧する仕組みのこと

救急時、持病・既往歴、服用しているお薬を正確に伝えることは困難です。意識不明時などは特に情報を取得するのが困難になります。

そんなとき、活用されるのがマイナ保険証です。マイナ保険証をカードリーダーで読み取り、傷病者が過去に受診した病院や処方されたお薬などの医療情報を閲覧することができます。

そのため、傷病者に合わせたより適切な処置をすることが可能になります。(総務省,2025)

また、正確な医療情報を搬送先医療機関へ即座に伝達できたことで、早期の救急手術につながり、命を取り留めた事例もあり、救急現場で有用性が確認されています。(消防庁,2025)

具体的な好事例をご紹介します。

◎外出先で意識障害を起こした事例(60 歳代男性)(総務省情報誌(2025年4月 Vol.292) 特集1 あなたの命を守るマイナ救急より抜粋しました)

 傷病者は意識がはっきりしておらず、会話ができない状態であった。なぜ意識障害を起こしているかわからない状況であったが、マイナ救急で医療情報を確認したところ、病歴に「糖尿病」があることが判明したため、救急隊がブドウ糖を投与したところ、搬送中に意識レベルが回復し、病院到着前に会話が可能な状態まで回復した。

誰もが、いつ・どこで・どうなるのかわからないですよね。

マイナ保険証が適切に活用され、より多くの命が救われることを願います。

 

マイナ救急で救急搬送がスムーズに!命を守るマイナ保険証の新しい活用法 | 政府広報オンラインでは、マイナ救急の流れや取り扱う情報などが分かりやすく書かれていますので、ご参照ください。