こんにちは！株式会社FPOです！

さて今回は、タイトルのとおり【相続対策】についてお話ししたいと思います。
近年、相続をめぐるトラブルが、相続財産の額に関わらず急増しています。
しかし、それらのトラブルは、事前の準備や対策により軽減または回避することが可能であり、
早く準備する程その効果も大きいといわれています。

実は、生命保険には、こうしたみなさまの想いの実現や不安の解消、トラブル回避のために、
お役に立てることがいろいろあります。

遺産分割協議が“争族”の発端に
遺産の分割方法は、下図①のように「現物分割」「換価分割」「代償分割」の３種類あります。
もう一つ、分割せずに共有持分にするという方法もあります。（下図②）
切り分けられない不動産は、そのまま共有持分にしておこうというものです。
　　

一見、換価分割が公平なようにも思えますが、不動産は売り急ぐと価格を買い叩かれますし、
譲渡所得税も生じる可能性があります。
そのため、不動産には代償相続という方法も有効です。
ただし、代償分割を行うには、不動産を取得した相続人が他の相続人に渡す現金（代償金）等をもっていなければなりません。

たとえば、主要な遺産が時価3,000万円の自宅で、それを3人兄弟姉妹で分けるとすると、
その、自宅を取得した相続人は兄弟姉妹2人に1,000万円ずつ現金等を渡す必要があります。
実際にそれだけの現金を用意するのは簡単なことではないでしょう。

そこで活用できるのが生命保険です。
故人は、自身を被保険者とし、自宅を相続させたい相続人を受取人にした
2,000万円の生命保険に加入しておきます。
死亡保険金は遺産分割の対象にする必要はありませんから、
不動産を取得した相続人はそのお金を代償金に充てることができるのです。

このように生命保険を有効活用してより良い人生を過ごしましょう！！