2025.04.09("WED)
改正育児・介護休業法について
皆さん、こんにちは! 株式会社FPOです。
今回は、皆さまの生活にも関わってくる2025年4月1日から施行された改正育児・介護休業法についてお伝えします。
改正育児・介護休業法とは
男女ともに育児・介護を両立し柔軟な働き方の実現や仕事と介護の両立支援制度の強化等のため改正された法律です。
この改正は、子どもの年齢に応じた働き方実現のための拡充、育児休業の取得状況の公表義務の拡大、介護離職防止の支援制度強化が内容として含まれています。
これによって、皆さまの働き方がどのように変化するか下記にまとめました。
育児休業に関する主な改正点
・看護休暇の対象となる子が、小学校就学の始期から小学校3年生修了まで範囲拡大
・看護休暇の取得事由に「感染症に伴う学級閉鎖等」、「入園(入学)式、卒園式」の追加
・従来の短時間勤務制度の代替措置にテレワークが追加
・育児休業取得状況の公表義務の対象となる企業が、従業員数1000人超から従業員数300人超に拡大 など
介護休業に関する主な改正点
・介護休業取得の要件である「継続雇用期間6か月未満」の撤廃
・事業主に介護休業・介護両立支援制度に関する研修の実施や相談体制の整備等の措置を講じることの義務化
・事業主に、40歳の労働者を対象に介護休業制度等に関する情報を提供することの義務化
・介護対象が要介護状態の家族の場合、労働者にテレワークの選択を追加 など
このように、今回の改正により私たちの働き方が大きく変わります。この改正法の対象者もそうではない方も今一度、育児・介護休業法の理解を深めるため内容を確認してみてはいかがでしょうか。
厚生労働省HP:育児・介護休業法について