2019.06.15(SAT)

老後に必要な資金とは??

みなさん、こんにちは!
株式会社FPOです!

今回は「老後の資金」についてお話させていただきたいと思います。

「老後」と聞くとどんなことをイメージされますか?お金が不安・・・健康でいられるか不安・・・生きがいを持って生活できるのか不安・・・と思い描く方も多いのではないでしょうか。
「お金」「健康」「生きがい」は、どれも老後に必要なものですよね。その中でも、「お金」についてはしっかりと準備していかなければならないと言われています。
しかし、老後の資金として必要な額はそれぞれライフプランによって異なります。

例えば、老後といっても、現在は60歳定年制となっていますが、再雇用で65歳まで働くという方もいらっしゃるため、老後期間が変わってきます。
「65歳まで働く!」という方もいれば「職場が雇ってくれる限り働き続けたい!」もしくは「60歳で退職し趣味に生きたい」など、想いは人それぞれです。
老後に必要なお金について計算方法を整理してみましたので、参考にしてみてください。

老後に必要なお金はいくら??

老後に必要なお金は、以下の計算式に当てはめると実際に計算することができます。
具体的な例をもとに計算してみましょう。


老後に必要なお金の計算に必要なものとして、まずどれくらい生活費が掛かってくるかが大事になります。
現在では、夫婦二人で生活するためには最低でも22万円/月はかかると言われています。さらにゆとりある生活の場合は 35万円/月くらい掛かると言われています。物価上昇などもあるため、一旦30万円/月くらい掛かると想定して計算してみます。

次に、国からもらえる年金額をあてはめます。
ずっと会社勤めで厚生年金に加入している方だと、ご夫婦合わせて平均22万円/月の年金がもらえます。
また、国民年金保険のみの加入の場合は夫婦二人分を合わせて平均10万円/月の年金がもらえます。
今回は、22万円/月の年金額で計算してみます。





日本の平均寿命は、男性が81.09年、女性が87.26年となっているので、65歳退職で計算すると約20年くらいの老後期間があります。
そこに、イベント費用(車・旅行・リフォーム・子供や孫への資金援助・葬儀代)として1000万円くらいと予備費用(介護・治療費)として500万円くらい を想定します。
すると、(30万円/月-22万円/月)×20年+1000万円+500万円=3100万円くらいが必要ということになります。このように、実際に必要な資金を計算することができます。
もちろん、葬儀代や介護費用などを保険で準備している場合は計算金額から差し引く必要があります。
ご興味がある方は、ご自身で計算してみてください。

現在の社会情勢からして年金と退職金だけでは、老後の生活をしていくことは、厳しい状況になっていることは事実です。
税金や社会保険料など、老後の支出をしっかりと考えて生活設計をしないと、長生きしてお金が足りない、ということになりかねません。
でも、老後の現状について気付いたことは、大きなチャンスとも言えます。今からでも出来ることはたくさんあります。
少しずつ準備をしていけば、ゆとりあるリタイア後の生活が待っています。