2024.07.01(MON)

食中毒に気を付けましょう!

こんにちは!
株式会社FPOです。

コロナが五類に移行してはや一年が経ちました。
お外で食事をされたり、キャンプやバーベキューといったアウトドアレジャーを解禁されている人も多いのではないでしょうか。

そのような中、コロナだけでなく気を付けていただきたいのが食中毒です。
熱を通せば大丈夫……と必ず言い切れるわけではなく、
中には加熱処理でも防ぐことのできない菌も存在しています。

今回は通常の加熱処理では防げない食中毒について紹介いたします。

①黄色ブドウ球菌
自然界に広く分布している細菌で、人の鼻腔やのどに主に存在しています。
増殖する際に作られる毒素を食べることで食中毒を引き起こします。

症状:嘔吐や下痢
潜伏期間:1~5時間

対策:食品に毒素を発生させないことが重要です。
調理前にしっかり手を洗い、調理器具も洗浄・殺菌するようにしましょう。
化膿した部分にも発生するため、手指に傷がある場合は食品に触れるのを避けるようにしてください。

②ウエルシュ菌
人や動物の腸管、土壌や下水などに広く分布している細菌です。
酸素の無い環境を好むため、カレーやシチュー、麺のつけ汁など水分のある部分で大量発生します。

症状:腹痛や下痢
潜伏期間:6~18時間

対策:調理後に常温で放置すると発生します。
調理後は速やかに食べ、食べきれない分は小分けにして素早く冷やし、
保存する際は10℃以下、または55℃以上の温度で保存するようにしましょう。

③ボツリヌス菌
土壌や海・川などに分布している菌で、缶詰や保存食品など、酸素の少ない食品中で繁殖します。
また、一歳未満の赤ちゃんは腸内環境が整っていないため、大人と異なり
ハチミツを食べることで体内でボツリヌス菌が増え、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。

症状:吐き気、嘔吐や視力・言語障害、嚥下困難
潜伏期間:8~36時間

対策:包装に記載のある通り適切な冷蔵庫保存や加熱調理を行いましょう。
真空パックや缶詰が膨張していたり、異臭がする場合は食べないようにしましょう。


本格的に蒸し暑い日々が始まります。食品衛生に気を付けて元気にを乗り切りましょう!

より詳しく知りたい方は以下のリンクをご確認ください。
厚生労働省 細菌による中毒